品川区立戸越小学校

木曜日の朝に、全校で展覧会集会がありました。６年生からは、平面作品の「心の花」と家庭科作品の「クッション」を、各クラス代表の２名が工夫したところや見てほしいところを紹介しました。他の６年生も素敵な作品をたくさん作り上げています。２週間後に迫った展覧会がとっても楽しみです。

現在、国語では「ぼくのブック・ウーマン」という物語文の学習をしています。子ども達の「豊かな心」を育むためにどうしたら良いか。学年の担任だけではなく、他学年の先生方も一緒になって考えて授業を組み立てました。国語で大切な叙述に基づく客観的な読みから、単元の終末にかけて主人公に自分を投影した主観的な読みに移行させ、主人公（他者）理解と自己理解を往還させる仕組みを作りました。また、友達との伝え合い活動を通して、お互いを理解し合い、自己理解を深めることで、豊かな心を育んでいこうと考えています。本、言葉には人生観を変える力があります。子ども達の心が少しでも豊かになり、生き方、考え方を醸成するきっかけになればと思います。

現在、６年生は家庭科の時間にクッションを作っています。このクッションは１２月１１日（木）からの展覧会で展示するものとなっております。このクッションの見どころは、子ども達が自分でデザインして取り組んだ刺繍です。慣れない手つきで一生懸命にデザイン通りになるように熱心に取り組みました。自分のデザインと、刺繍の技量の差に苦戦している子もいますが、何とか想いに近づけるように頑張っています。一つ一つ子ども達の想いが詰まっています。完成をお楽しみに！

　今週から落ち葉拾いが始まりました。休み時間などを使って行う奉仕活動です。初日が６年２組、２日目が６年１組の担当でした。６年生は、落ち葉がたくさん落ちているプールへの通路を掃き掃除したり、主事さんが枝切りをした枝の片付けをしたりしました。短い時間でしたが葉や枝を何袋にもまとめ、とてもきれいにしてくれました。

２４日と３１日にドリームプロジェクトがありました。テレビプロデューサーやパティシエ、スポーツメンタルコーチなど、専門家の方からZOOMで直接仕事について詳しく教えていただきました。仕事の内容だけでなく、やりがい、苦労、その背景にある努力など、生き方についても学ぶことができました。子ども達は楽しい雰囲気の中でも、時に真剣な眼差しで専門家の方の話を食い入るように聞き、多くの学びを得ることができていました。将来、その職業につくかはもちろんわかりませんが、その背景にある「働く」ということについても深く考えることができた実り多き授業になりました。

　品川区明るい選挙推進協議会の皆様にご協力いただき、出前模擬選挙を行いました。あらかじめ設定された候補者３名の公約を読み、自分がいいと思った候補者に投票をしました。まるで本物のような会場設営とさまざまな役割の人を前に、選挙には多くの人が関わっていて、細心の注意を払っていることや工夫があることを知ることができました。18歳になったらぜひ選挙に行ってみたいと思った子も多かったようです。貴重な体験ができました。

来週に迫った運動会に向けて、6年生は練習だけでなく、自分が担当する係の仕事も頑張っています。木曜日に行われた全校練習では、プラカード係が各学年の児童を先導して行進したり、運動委員会の児童が前に出て見本となって体操を行ったりしました。応援団は、これまで朝練習も行ってきていて、運動会を盛り上げる準備もバッチリです。本番では、競技だけでなく、運動会を支える6年生の姿にもぜひご注目ください！

音楽では今、合奏に取り組んでいます。曲は「新世界」です。本格的なクラシックの曲に挑戦し、合わせる喜びをた感じながら演奏を楽しんでほしいという思いでの選曲です。10月の学校公開でも、練習に取り組んでいる様子を参観していただけます。頑張っているところをぜひご覧ください。

理科は「てこのしくみとはたらき」という単元を学習しています。てこが釣り合うしくみを理解し、友達同士で問題を出し合って楽しみながら学習しています。行ったのは左のうでの複数の場所に複数の重りをつるし、相手側は暗算で２か所使って釣り合う場所を探すというゲームです。また、くぎぬきを使って、実際に力点をどこにすると簡単にくぎがぬけるかということも体感して、学びを深めることができました。今後も楽しく科学的な知識を身に付けていってもらいたいです。

４日（木）に税理士の方による租税教室がありました。ライフサイクルによって支払う税金が変わることや、その税金が社会でどのように役に立っているのかをわかりやすく説明していただけました。税理士の方も驚くほど、子ども達の税金の知識は高く、もっとレベルの高い議論ができたとお褒めの言葉をいただくことができました。聞いたことのある税金が、より身近なものに感じる良い授業となりました。